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スーツは、「クリーニングに出しすぎると生地が傷むのが早い」といわれています。そのため、クリーニングの頻度について悩む人が多くいるのではないでしょうか。ここでは、オーダースーツをクリーニングに出す頻度や注意点などについて解説しています。
オーダースーツを、クリーニングに出す理由は主に以下の2つがあります。
スーツを着用すると、汗などの汚れが生地に付着します。そのまま汚れを落とさずに放置すると、汚れが酸化や変色を起こしてスーツ全体が傷みます。汚れを放置することで生じる傷みを防ぐには、スーツをクリーニングに出して汚れをきちんと落とすことが必要です。
スーツを着用すると、しわができます。オーダースーツの主原料はウールであり、着用後に吊るしておくとある程度のしわはとれるという性質があります。しかし、しわを完全に取らないまま着続けると、形状が回復しない癖がついてしまう可能性があります。スーツの余計なしわを防ぐために、定期的にクリーニングに出して形を整えます。
冒頭のとおり、オーダースーツは、クリーニングに出しすぎると生地が摩耗して傷みが早くなるといわれています。そのため、クリーニングに出す頻度には注意が必要です。
スーツのクリーニングの頻度は、基本的に1シーズンに1~2回程度です。ただし、春や夏は気温や湿度が高く、汗をかきやすい状態にあるため、2週間に1度はクリーニングに出した方が良いでしょう。汗や皮脂をそのまま放置しておくと、においや黄ばみの原因となるため、ほかの季節よりもこまめなクリーニングが必要です。
秋や冬は汗をかくことが少なくなるため、1シーズンに1度の頻度でクリーニングに出します。ただし、着た後の汚れ落としなど手入れが苦手な人は1カ月に1回程度出しても良いでしょう。
上述の頻度は目安であり、着る回数や仕事内容などによりクリーニングの頻度は異なります。また、雨や雪などで濡れた時や食べ物の汚れがスーツに付いた場合は、シミや生地の傷みになるため、すぐにクリーニングに出して水分や汚れを落とすようにしましょう。
スーツをクリーニングに出す際は、ポケットの中に物が入っていないか必ず確認します。見落としがちな内ポケットにも注意しましょう。
また、シミなどがないか全体を事前にチェックし、あった場合はクリーニング店に伝えます。事前にスーツの状態を伝えておくことで、適切な手入れをしてもらえるでしょう。
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